生活機器造形論・演習01 6/24

  • 3年生後期、4年生卒業研究に向けて、今後は統合的なデザインが求められます。生活機器造形論・演習の後半では、基本的な流れを確認しながらデザインを実践していきます。
    • 最も重要なことの一つは、「思いつきはアイデアではない。アイデアのお絵描きはデザインではない。」ということです。まず、経験やキーワードにそってアイデアのよりどころを展開していきます。
    • それはまだ、概念でもなんでもなくただの思いつきです。ビジョンをきめ、コンセプトにするためそれを仮説として、文献調査・市場調査などをし、仮説の合理性・整合性をつくることがコンセプトです。
    • それにもとづき、スペック・レギュレーションを決め、カタチやシクミをデザインします。この段階では言葉だけでなく、スケッチやモデルにより形態や機能・しくみを検証していきます。
    • そして、その結果でき上がった結果をもう一度うまく説明できるようコンセプトを再構築します。そして、最終成果物を作成します。
  • 課題
    • 「健康に関わる問題を解決する方法」をデザインにより具体的に提案する。
    • 課題における諸条件は以上
    • その他諸条件は自ら考え設定すること。成果は対象は機器でも空間でもシステムでも、デザインしていれば何でもかまわない。
  • 提出成果物
    • プレゼン時のスライドとA3縦のポスター(自分の考えと成果が一目で分かり美しいもの)
  • 評価
    • 問題を正しく設定できているか。解決に合理性があるか。
    • デザインの過程が達成できているか。
    • プレゼンテーション(含む中間発表)に説得力(論理性・モノの魅力・合理性など)があり、社会を納得させられるか。