2009.11.20 福岡県商工部新産業・技術振興課 デザイン開発ワークショップ 第5回
北九州地区の5回目のワークショップ 本年度最終
中小企業支援において、よく問題になることは大きく言って二つ
一つ目は中小企業自身が何が問題かわからないこと、もう一つは解決のために知り合った(紹介された)コンサルタントやデザイナーやコーディネーターが問題を認識できず、自分の知っていることを無理やり行い、詐欺に近いようなミスマッチが起きること。
県や国がこのような事業を行う場合、行政の担当者がその双方への目利きができるかどうかが大きなポイント。
また商品企画に大きな勘違いが多くある。
- 大企業・都市開発・政策などの考え方や方法を盲目的に中小企業に当てはめてはならない。
- マーケティング・工業デザインはたくさんつくってたくさんのひとに売るための方法。ごまかされて、そんなことを適用させられ、デザインへの信用をなくしてしまった事例が多すぎる。
- 広告的に「ものづくりにこだわっています」と言うところはたくさんある。が本当にこだわっているところはそんなことは言わない。
- こだわっていると言うことと、こだわっていることは全く異なる。この差異は何百年も前からいわれている。
- もうそろそろ「気付き」とかいうごまかしの曖昧なことばはやめたほうがいい
- 気付きは表象から現象や心象を見つけること、考えていない思いつきや思い込みを説明するための言葉ではない。ごまかしの言葉に成り下がってしまっている。