2009.9.17 エルムグリーン&ドラッグセット
エルムグリーン&ドラッグセットの個展 理想的人体は「かわいい」
2009.9.23 07:40展覧会場では不思議な形態の作品が並ぶ=タカ・イシイギャラリー(東京都江東区清澄)
http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/090923/art0909230741002-n1.htm
世界で活躍するデュオ・アーティスト、エルムグリーン&ドラッグセットの個展が東京のタカ・イシイギャラリー(江東区清澄)で開かれている。今年のヴェツィア・ビエンナーレで特別賞を受賞し、いまもっとも旬なアーティストが発表したのは、意外にも不思議でかわいらしい作品だ。(渋沢和彦)
「かわいい」「おもしろい」。そんな声が展覧会場から聞こえてくる。
会場に並ぶのはユーモアあふれる形態の白い7点の立体作品。その姿は抽象でも具象でもない。曲線は凹凸が強調されエロチック。素材はFRP(繊維強化プラスチック)で、1・5メートル前後の人間サイズだ。人物のようであり、まったく見たことのない宇宙からやってきたエイリアンのよう。
難解でとっつきにくいと思われがちな現代美術だが、展示作品は見る人の気持ちをほぐし、温かく包んでくれるようだ。
展覧会のタイトルは「スーパーモデル」。ギャラリーによると、「アーティストは理想の体形をユーモラスに表現した」という。まさに彼らが考える理想的な人体表現というわけだ。。
人間のカタチ、生き物のカタチ、ロボットのカタチは、その間の状態遷移認識で成り立っているのか??