2009.5.7 新ワイヤレスブックリーダー

Kindle DX

amazon

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予約販売開始。
デジタル化した場合、書籍の物理感よりも所有感や所有欲を満たすプロダクトでなければならないのだが、アマゾンやグーグルは、そのようなことをあまり意識していないような気がする。
文字を読むことと、文字・文章を所有することは異なるのだが、アマゾンのブックリーダーには後者が感じられない。
その姿勢がプロダクトデザイン、インターフェースデザインにもにじみ出てしまうのでは無かろうか。




野田正彰氏の 人と「もの」をめぐる精神分析 によると
所有する喜びの心理過程をと以下の6つの段階に分けている。

1.所有の曖昧な歓喜
2.歓喜の確認
3.ものとの接触による歓喜の確認
4.歓喜の共有欲
5.静かな満足
6.喜びの回想(収束)

野田は、「もの」を所有した価値は、「もの」だけによらず、他者との関係などの相対的な位置づけからも決まってくると述べている。また広告は購入を促したり、ブランドを提示したりするだけでなく、所有後の歓喜の確認や増幅にも役立っていると述べている。アフターケアサービスも同様に述べている。