にぎるカタチ

イインダストリアルデザイン基礎演習 立体編05  1/9 4限5限 芸術工学部1年生 
これまでの3つの課題で、素材と形、素材とつくり方、形と意味、形と意図などを経験したはずです。
当初想像していた通りにできたこととできなかったことがあるはずです。できなかったこと自体は何も悪いことではなく、大切なことはなぜできなかったかという理由を考えることと、それに基づきもう一度やり直すことが重要です。これはデザインや造形だけでなく科学や工学、芸術などどの分野の勉強でも同じです.

今日の予定
かるいカタチとはやいカタチのプロジェクション
すこしだけ解説
→写真とデジタルについての簡単な解説。
→ルネット見学 4つの家具の違いを触って見てくる。(TA佐川)
→1号館6階尾方の部屋の前の「にぎるカタチ」とレンガみたいな素材をもってくる。(TA西尾)
→うごくカタチを考える
→うごくカタチのスケッチ
→つくり方を考える
→図面(三面図をかく)

今後の予定
1/15 工房で加工作業

1/23 工房で仕上げ作業
1/30 共同製図室で4つのカタチのプレゼン・発表会

先に言っていた情報処理センターでのパソコン実習は、設備の関係で、授業時間外に希望者に行ないます。
2月上旬の予定 試験終了後 あらためて連絡します。

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来週は工房の一階総合作業室集合です。
作業着は必ず着用のこと。
持ってくるものは、
配布したケミカルウッド、
イデアスケッチ、ラフ図面
そのた自分のアイデアをカタチにするために必要と考える道具。
工房にも道具はありますが、
ボールペン、スケッチブック、カッターナイフ
製図道具や定規、金尺、カティングマットなどは一式もってきてください。









演習課題
うごくカタチ
与えられた材料(ケミカルウッドといいます。200*50*100)をつかって、カタチをつくります。
素材を触ったりカッターナイフで削ったり、彫刻刀のようなもので、引っ掻いてみたり素材を感じて下さい。

テーマはうごくカタチです。
うごくとは何かを考えて、与えられた材料でうごくカタチを造ります。

動くとはなんでしょうか。

ゆれる 転がる まわる かたむく おちる
入れる わかれる  向きが変わる 入れ変わる
動かす
動いているように見える
動きを感じる

様々な事象、様々な感覚があります。
自分の感じること考えることから「うごく」を幅広く捉えてもらってかまいません。
実際に動いても動かなくてもかまいません。
(ただ、機構的な可動部をつくることはむずかしいので、できるだけ、可動部が無く動きを表現する考えるというカタチと説明を考えてください)


条件
・ケミカルウッド200×50×100をつかってください。
(配布した材料は250×50×100ですが、50×50×100は来週練習で使います。)
・パーツはいくつでもかまいません。
・切断したものを張り合わせることはできるだけしない。
・「動く」もしく「動きを感じさせる」ものをつくる。

考えはじめるのが難しい人は、
「幼児のための(うごく、うごかす)オモチャ」を(から)考えてもらってかまいません。



写真(の構図)について
みせるものだけをうつす。
みせたいカタチをうつす。
背景をつくる。
照明(陰影)をつくる。
1/3

構図のバランス
画面と対象物のバランス
2対8
対象物とそれが意図している空間や方向をしめすため余白
をおおきくつくる。
7対3
最も安定した構図一般的に一番利用される比率配分。
8対2(9:1)
緊張感を表現できる構図

その他以下のような様々なパタンがある。
  




構図の決め方
眼に見える範囲でで一番引かれる場所・物は一箇所、一点であることを意識する。 

構図確保の準備
決めた構図をつくるため、対象物を動かしたり、対象物とカメラの角度などを検討する。

構図を確定する
主題と対象を決めたとおり、よりよく表現するため、背景や照明をつくる。




デジタル画像について
画像サイズとは、画像を構成するドット数で大きさを縦×横の数値で表したもの。単位はピクセルを使用。
画像データには、主に画像サイズと画像解像度の2つによって表される。この画像サイズはピクセルを使って表し、縦×横の数値が多いほど大きい画像となる。

モニタで表示される場合の画像サイズは、画像のピクセル寸法(高さと幅のピクセル数)とモニターのサイズと解像度設定により決まる。

画像解像度には、1インチに画像を構成するピクセルがいくつあるかを示す単位dpiで表す。この画像解像度が高いほど、詳細で鮮明な画質を表現できる。


画像ファイル形式について
拡張子:ファイルの形式を示すための記号
ファイルの形式:デジタル画像は基本的にはずべて、ピクセルがならんでいることにより表示している。
しかしそれだとデーター量がとても大きくなるので、見え方がそれほどかわらず、データを軽くする考え方からjpgやgifがつくりだされた。
jpgは、Aの色の横にBの色があるという記録の仕方ではなく、Aの色の横に、例えばAの50%の色があるという考え方
gifは、はじめに色の数種類をきめてしまい、実際の色をその色に近いはじめに決めた色に置き換えてしまう考え方。