2009.8.14 ワイヤレス・ペースメーカー

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世界初のワイヤレスネット接続のペースメーカー。医師がほぼリアルタイムで状況を確認できる。個々の技術はそれほどあたらしくないはずだが、その実装が工学技術と医療現場の協力によりなりえたのだろう。治療そのものを工学技術で行なうためには、モデル化が必要であるがそれは医療においてはまだまだ(あるいはずっと)困難であると思う。しかし、計測や制御は工学はお手の物なのだから、何でもかんでもできるというのではなく計測にしぼり機能を果たす考え方もある。例えば基本的なバイタルサイン(体温や血圧など)は直接計測、実装できるであろうから。聴診器や体温計の歴史をみてもその有効であるという可能性は高いと思う。
また、このペースメーカーの形態はどのように決定されているのかが不思議なところである。実装から決まってきているのか、体内実装パーツとしての決まってきているのか、両方であろうが、まだまだ最適化された形態があるような気がする。しかし、そのためには医療専門家からの適切な知識獲得が必要。