セルフメディケーションプロダクト(C)

医療の為、医療の専門家のための機器がメディカルプロダクト。個人の健康のための機器がヘルスケアプロダクト。
かなり以前からいわれていたが、今回の改正薬事法によりセルフメディケーション自体が明確になった考える。
医療は専門家が見なければならない大切なリスクの高い事柄が多いが、リスクの少ない個々が管理できることも多いから自分でできることはやってほしい。でもそれは医療じゃなくなるから全部自分で負担してくださいというのが今回の改正であると思っている。
そうすると、行為としてメディカルでもヘルスケアでもない存在のプロダクトが必要になってくるし、またそれは新たな市場開発できる可能性もある。
CSCDのことばをかりれば、

臨床コミュニケーション」とは、人間が社会生活をおこなうかぎり続いてゆく、ある具体的な結果を引き出すためにおこなう対人的コミュニケーションのことを言います。ここで言う臨床とは、狭い専門領域としての臨床(clinic)ではなくその現場における実践状況(human care in practice)のことをさします。

http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/theme/clinical.html

ともいえ、これまで専門家が使ってきた機器でもなく、患者や個人が自分のためだけに使っていた機器でもない存在が必要になると考える。
例えば、バンドエイドはそれで行為が完結するのでバンドエイドのままであるが、
専門家の生体情報獲得機器としての体温計でなくまた、個人の確認のための体温計でもない、セルフメディケーションのためと体温計を位置づけた場合、機器としてのスペックや機器使用の行為が変わってくる。それは形態との関連も確実である。
このあたりを製品開発と位置づけ9月の学会で発表予定